新入スタッフとのチームビルディング研修を行いました
本日、4月新入職の看護師、ST(言語聴覚士)、事務スタッフがそろったので、
・業務カンファレンス(チェックイン・チェックアウトあり)
・STはどんな仕事をするのか?の社内レクチャー
・偏愛マップワークショップ
などもりだくさんでチームビルディング含む研修を行いました。
専門性を知ることと同時に、専門性以外の人となりを知ることの大事さを強く実感。
専門職としての関係性以前に、人として互いを尊重できる関係性を築くことを意識して、研修やカンファレンス運営を工夫、試行錯誤しています。
また、言語聴覚士さんからのプレゼンでは、コミュニケーションと食べることの専門家として取り扱える幅広い領域をわかりやすく説明してくださいました。
いくつか紹介いただいたこれまで彼女が経験した事例では、喪失体験からどのように再び生活を再構築し、人生を編み直していくのかを支援する姿勢が伝わってきて思わず感動してしまいました。
・失語症のお父さんが結婚式でスピーチできるように練習し、見事に成し遂げたケース
・事故で高次脳機能障害になった元大工さん。再び仕事につけることを目標に、上司の方にリハビリの見学に来てもらって周囲への特性の理解を得るアプローチ
・失語症になってから、絵を描いてみたら素晴らしい才能をもっていることがわかり、言語だけではない「表現」の方法を身につけていくことも支援してきたこと
改めて、弊社で大事にしていきたい
「全人的なケア」
「病や死を主体的に生きること」
というキーワードが思い浮かびました。
同じようなことを大事にお仕事されてきた方が入職してくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいになるお話でした。
『全人的なケアとは』
人は生理的・身体的な存在としてだけではなく、心理的・社会的・スピリチュアルな存在である。
緩和ケアではメジャーな概念ですが、より広い分野で価値観や信念・信仰を含むスピリチュアリティがもっと大事にされる必要があると感じています。
私たちが大切にする Quality of Life、「LIFE」という単語には、生理的な生命という概念のほかに、生活、さらに人生という大きな視点が含まれています。
行っているケアが、生命は救っても生活や人生を脅かすことになっていないか?という視点をもち、人生全体を意味あるものとして紡ごうとする主体を尊重すること。
支援する側の私たちが、そのことに誇りと喜びをもってやっていきたいなあと思っています。
素敵なメンバーがそろいましたので、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします!
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